チュートリアル

3D VTuberモデルの費用はいくら?制作料金と総予算の目安

無料の自作、VRoidの制作依頼、フルオーダーメイドの3D VTuberモデルを比較。リギング、表情、利用許諾、トラッキング、配信を含めた総予算を解説します。

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3D VTuberモデルの費用はいくら?制作料金と総予算の目安のカバー

3D VTuberモデルの制作費は、VRoid Studioで自作すれば0ドル、VRoidモデルを依頼すれば数百ドル、ゼロから制作するモデルなら数千ドルになることがあります。 フルオーダーメイドの3Dモデルを検討する場合は、まず1,500〜5,000ドル以上を予算の目安にするとよいでしょう。複雑なデザインや専門的な制作では、それを大きく上回る場合もあります。モデル代はデビュー予算の一部です。表情、利用許諾、ソフトウェア、必要な機材も含めて計画しましょう。

これらは予算を立てるための目安であり、調査による市場平均や確約された見積額ではありません。2026年10月3日に確認した公開料金には、制作方法による違いが表れています。Rainu RaijuはVRoidの基本モデルを100ドルから、オリジナル衣装を含むモデルを150ドルから、MinikotobaはVRoidの制作依頼を500ドルからと案内しています。MK Atelierの標準3Dモデルは1,500ドル、Astrexisのゼロから制作するモデルは3,000ドルからです。受付状況と最終料金は、各制作者に確認してください。この記事のドル表記はすべて米ドルです。

制作方法別の3D VTuberモデル費用

表
制作方法モデルの予算購入・依頼前に確認すること
VRoid Studioで自作ソフトウェアは0ドル。追加素材は別途カスタマイズにかかる時間、素材の利用条件、VRMの書き出し設定
既製3Dモデル例えば200ドルなどの購入上限を決め、実際の販売価格で判断他の購入者も使うモデルか、編集できるか、目的の利用が許可されているか
VRoidを使った制作依頼予算の目安として100〜1,000ドル以上オリジナルのテクスチャ、髪、衣装、アクセサリー、表情設定の範囲
ゼロから制作する3Dモデル予算の目安として1,500〜5,000ドル以上モデリング、テクスチャ、身体のリグ、表情、物理演算、納品形式での動作確認
専門的な制作・スタジオへの依頼個別見積もり。上記の範囲を超える場合もある追加衣装、特殊な身体構造、高度な表情制作、サポート、納期
AIを使った3D制作サービスの公開プラン・クレジットパック料金と、別途依頼する編集費用生成の利用枠、表情設定、ダウンロードの可否、配信アプリとの互換性

VRoid Studioは無料で、VRMファイルを書き出せます。プリセットやスライダーを使えば、モデル制作者に依頼せずに最初のアバターを作れます。購入した衣装やテクスチャなどの外部素材には、それぞれ利用条件があります。価格と許可される用途の両方を確認しましょう。

VRoidモデルの制作依頼では、その仕組みを使ったカスタマイズを制作者に頼みます。ゼロから制作するモデルなら、個別のモデリングが必要な形状、衣装、体型にも対応できます。制作者がどの方法を使うのか確認してください。「オーダーメイド」という説明だけでは、制作内容までは分かりません。

費用に決まった上限はありません。例えば、Mariの依頼ページでは、一般的な料金帯を5,000〜8,000ユーロ以上とし、案件によってはさらに高くなると案内しています。この金額は米ドルではなくユーロです。見積もりを比較するときは通貨をそろえ、税金や決済時の通貨換算手数料も考慮してください。

3Dモデルの見積もりに含めたい項目

完成度の高い静止画だけでは、モデルが顔の動きを追跡できる状態かどうかは分かりません。項目別の見積もりと、使う予定のアプリでの動作デモを依頼しましょう。

表
項目制作内容確認すること
キャラクターデザイン・設定資料3D化の基準となるデザイン料金に含まれるか、完成した資料を自分で用意する必要があるか
モデリング・テクスチャ身体、髪、衣装、マテリアル、表面の描き込みどの衣装やアクセサリーが含まれるか
身体のリギング・スキンウェイト骨格と、それに合わせたメッシュの変形肩、肘、首が自然に動くか
表情まばたき、口の形、笑顔、表情の切り替えどの表情が動作し、スマートフォンによる高度な顔トラッキングは追加料金か
髪・衣装の物理演算髪、布、アクセサリーの揺れ納品される設定を使用予定のアプリが扱えるか
書き出し・セットアップ使用可能なファイルとアプリ固有の設定VRMのバージョンや、アプリ専用の納品形式は何か
編集可能な元データ.blendや.vroidなどのプロジェクト納品に含まれ、後から別の制作者が編集してもよいか

.vrmはアバターを動かすためのファイルです。受け取れるからといって、元のBlenderプロジェクトも付いてくるとは限りません。納品物を比べる前に、VRMファイルに含まれる内容を確認しておきましょう。

顔トラッキング用の設定は、別料金になる場合があります。MK Atelierの公開オプションには、120ドルのARKitブレンドシェイプや、100ドルからの追加衣装があります。これは一人の制作者の料金例であり、業界共通の料金ではありません。必要な表情と衣装を含めた見積もりを依頼してください。MK Atelierの料金表

配信を始めるまでの総費用を計算する

月額サービスと一度きりのモデル購入を混同しないよう、初期予算と年間予算を分けて計算します。

初期予算 = モデル代 + 見積もりに含まれない制作費 + 必要な利用許諾の費用 + 新しく買う機材 + 初期のソフトウェア・素材代 + 税金・決済手数料 + 予備費。

初年度予算 = 配信開始までの支出 + 利用する月数分の継続料金 + 予定しているアップグレード費用。

足すのは、見積もりに含まれていない項目だけです。モデルのセット料金にリギング、表情、収益化配信の許可が含まれているなら、重ねて計上する必要はありません。着手金も合意した制作費総額の一部であり、別のモデル代ではありません。

依頼を決める前に、次の費用を確認しましょう。

  • 設定資料・デザイン: 完成したデザインがない場合は、VTuberの設定資料や、制作者へのデザイン依頼の費用を見込みます。
  • 追加の制作作業: 表情、衣装、元データ、最適化、別のアプリ向けの変換には、別途見積もりが必要になる場合があります。
  • 利用許諾: 収益化配信、スポンサー案件、グッズ販売、モデルの編集を、それぞれ確認します。共通のライセンス追加料金はありません。
  • 機材: 手持ちのパソコン、Webカメラ、マイクでテスト録画が問題なくできるなら、そのまま使えます。スマートフォンによる顔トラッキング、手のトラッキング、フルボディトラッキング用の機材は、別の追加費用です。
  • ソフトウェア・素材: 購入する有料トラッキングアプリ、サブスクリプション、配信オーバーレイなどを計上します。デビュー時にすべてを買いそろえる必要はありません。
  • 予備費: 変更に備え、一度きりの支出予定額の10〜20%を残しておくと安心です。これは予算上の備えとしての提案であり、制作者に支払う料金ではありません。

無料のソフトウェアを使えば初期費用を抑えられます。VSeeFaceはWindowsでWebカメラによるVRMトラッキングを無料で利用でき、OBS Studioも無料の配信・録画ソフトウェアです。ただし、形式の互換性は確認してください。VSeeFaceのドキュメントでは、対応する形式はVRM 1.0ではなくVRM 0とされています。対応していない形式で納品されると、追加の変換作業が必要になる場合があります。

3つの予算計算例

以下は予算の組み方を示す例であり、サービスの販売価格ではありません。使用できるパソコンとカメラをすでに持っていること、必要な配信許可が含まれること、追加の税金や決済手数料が発生しないことを前提にしています。実際の見積もりに合わせて置き換えてください。

表
一度きりの支出自作で試すVRoidモデルを依頼3Dモデルをオーダーメイド
モデル代$0$500$1,500
設定資料・デザイン$0モデル代に含む$150
追加の顔・表情設定$0モデル代に含む$120
機材・任意の配信素材$50$150$200
小計$50$650$1,970
10%の予備費$5$65$197
用意する初期予算$55$715$2,167

仮に月額15ドルのサービスを1年間使うなら、180ドルを加えます。オーダーメイドの例では、予備費を含む初年度の予算は2,347ドルです。使わなかった予備費は手元に残るため、実際の支出は少なくなる場合があります。パソコン、トラッキング用スマートフォン、フルボディトラッキング用機材を新しく買う場合は、その分だけ総額が増えます。

見積額や納期が変わる理由

デザインの複雑さは、複数の工程に影響します。重ね着が増えると、モデリング、テクスチャ、スキンウェイト、衣装の貫通チェックなどの作業が増えることがあります。追加の表情は、単独でも、まばたきや口の動きと組み合わせても正しく動く必要があります。静止画のプレビューでは、その組み合わせまで確認できません。

制作順番待ちの期間と、実際の作業期間も別です。MK Atelierは複雑さに応じて15〜20営業日の制作期間を案内していますが、別の制作者では着手までに長く待つこともあります。デビュー日を決める前に、着手予定日、各工程の確認時期、納品日を確かめましょう。MK Atelierの依頼案内

特急対応、デビューまでの非公開対応、追加の修正、承認後のデザイン変更には、追加料金がかかる場合があります。支払い前に条件を確認してください。設定資料やモデリングの段階でデザインを固めておくと、後の変更を抑えやすくなります。

商用利用の許可と将来の更新

見積額でどの用途が認められるのか、制作者に明記してもらいましょう。確認するのは、収益化配信、動画、スポンサー案件、グッズ販売、別のモデラーによる変更です。配信の許可だけで、ほかのすべての用途も許可されるとは限りません。

限定的な商用配信の許可を含め、より広い用途は別料金にしている制作者もいます。例えばAstrexisの規約では、配信やSNSでの限定的な利用を許可し、より広い商用利用は個別に相談する形です。そのため、追加料金を一律の割合で見込む方法では、正確な予算を立てにくくなります。Astrexisの依頼規約

将来の更新も考えておきましょう。2着目の衣装、髪型の変更、表情の追加は、新しい依頼になる場合があります。元データが納品されるか、別の制作者が編集してよいか、納品後の不具合修正をいつまで受けられるかを確認してください。合意した見積もりと規約は、モデルのファイルと一緒に保存しておきます。

3Dアバターの予算にVirmiiを組み込む場合

Virmiiでは、AIを使って3Dアバターを生成し、ブラウザで顔トラッキングを試し、OBSステージに表示できます。使う予定のモデル生成や表情生成の量と、公開料金ページを照らし合わせて予算を決めてください。仕上げやカスタマイズを制作者に別途依頼する場合は、その費用も含めます。

Virmiiで生成したモデルの表情画像は、プレビュー、Live Studio、OBSステージ内で再生されます。この表情画像は、ダウンロードしたVRMには組み込まれません。 ダウンロードしたモデルを別のアプリで使う予定なら、ファイル内の表情をテストし、必要な顔・表情の追加作業を予算に含めてください。アップロードしたVRMは、そのファイルにすでにある表情の紐付けを使います。使い方と制約は、Virmiiのアバター・OBS連携チュートリアルで説明しています。

キャラクターや配信環境を試してから、カスタマイズにいくら投資するか決めたい場合に、この方法を検討できます。生成結果がデザインや表情の要件を満たすか確認してから、デビュー用の完成モデルとして使いましょう。

2D Live2Dモデルの制作依頼はどう違う?

2Dモデルでは、パーツ分けされたキャラクターイラストとLive2Dリギングを見積もってもらいます。セットで依頼できる場合もあれば、別々の制作者に頼む場合もあります。合計料金、含まれる表情、利用許諾、元データの条件を、3Dモデルの完成品の見積もりと比べましょう。イラストだけの料金を、リギング済みの3Dモデルと直接比較することはできません。

どちらの形式が常に安いとはいえません。シンプルなVRoidアバターとオーダーメイドのLive2Dモデルでは、制作内容が大きく異なります。複雑な3Dキャラクターと既製の2Dモデルも同様です。必要な見た目と動きを決めてから、完成まで含めた料金を比較してください。主な制作方法は、VTuberモデルの作り方ガイドで紹介しています。

着手金を払う前に確認すること

  1. 使用するアプリ、トラッキング方法、衣装、必要な表情を書き出す。
  2. 制作方法、納品形式、編集可能なファイル、許可される用途を確認する。
  3. 含まれる作業と別料金の追加項目が分かる総額の見積もりを依頼する。
  4. 首振り、まばたき、発話、複数の表情の組み合わせを含むトラッキングデモを見る。
  5. 修正回数の上限、着手予定日と納品日、支払いの時期、キャンセル条件に合意する。
  6. 足りない機材、継続料金、予備費を予算に加える。

初めてのチャンネルなら、自作アバターや予算を抑えたVRoidの制作依頼を選ぶと、配信内容を試す余裕を残せます。ゼロからのモデリングが必要なデザインなら、同じ制作条件で複数の制作者に見積もりを依頼し、デビューまでの総予算と比べましょう。VTuberのセットアップチェックリストで、デビュー前にほかに必要なものも確認してください。

よくある質問

リギング済みの3D VTuberモデルはいくらかかりますか?

VRoidを使った制作依頼は数百ドル、ゼロから制作するモデルは数千ドルになることがあります。フルオーダーメイドの3D制作では1,500〜5,000ドル以上を予算の出発点とし、専門的な制作ならさらに高くなる可能性があります。「リギング済み」に、必要な表情、物理演算、納品形式が含まれるか確認してください。

3D VTuberモデルは無料で作れますか?

はい。VRoid Studioは無料で、対応するアバターなら無料のソフトウェアでトラッキングと録画ができます。ただし、適切な機材、カスタマイズやテストの時間、追加する外部素材の利用許可は必要です。

リギング料金には高度な顔トラッキングも含まれますか?

必ずしも含まれません。身体のリグ、基本的なまばたきと口の形、より多くのARKit対応表情は、それぞれ別の制作項目です。含まれる範囲を確認し、トラッキングのデモを依頼してください。

3Dモデルを使うにはフルボディトラッキングが必要ですか?

いいえ。座って行う配信なら、Webカメラによる顔トラッキングで3Dアバターを使えます。身体全体の動きを取り込む配信が必要な場合に、フルボディトラッキングの機材や設定が追加で必要になります。

モデルの制作費は一度払えば終わりですか?

合意したモデル代は、分割で支払う場合も含め、一度きりの支出として計画できます。将来の衣装追加や修正、有料トラッキングアプリ、サブスクリプションには、別の費用がかかる場合があります。初期予算と継続費用は分けて計算してください。